2016年06月14日
整体師らしくないブログへの道⑥
おはようございます、吉祥です
今日も、さっそく話を進めようと思います。
後日、母にその日のことを話して、驚愕の事実を知ったところからでしたね。
母も、私が記憶がなくて苦しんでいることは知っていましたから、涙ながらに聞いてくれました。
ただ、私が友人を裏切ったことは誰にも言ったことがないことでしたので母も、もちろん知りませんでした。
すると、急に母が話し始めました。
あんたのイジメがなくなった理由はそうじゃないよ。
ティッシュに火を付けて学校の近くの家に投げ込まれた事件覚えてる?
あの時、あんたも誘われてて一緒にやれって言われてたみたいやで。
でも、あんたともう一人の子が嫌やっていうてボコボコにされて、腫れてるとこ冷やしながら帰ってきたんやで。
次の日に、その投げ込んだメンバー見つかって校長室に呼ばれたけど、自分は助かったって言うてたよ。
覚えてないの?
と、いう内容でした。
それから、私に対するイジメはなくなったそうです。
でも、そんなことがあったという事実さえ私は覚えていないのです。
そんな衝撃的なことがあったら普通覚えていると思うのですが、本当になにも覚えていないのです。
このとき、私は怖くなりました。。。
普通、母から聞いたこの話は、自分にとって誇るべき内容の話だと思いませんか?
イジメられていて怖いはずなのに、その中でもやってはいけないことは何があってもやらないという誇るべき話だと思います。
でも、そのことはまったく記憶になく、友人を裏切ったことだけが記憶に残っていて、ずっと20年以上も自分を苦しめていたわけです。
どうして、こんなことが起こるんだろうか?
いまでもその理由はわかりません。
ここにいたっては、あまり重要ではないのですが、母の言う現実と私の記憶にある現実のどちらが現実なのかと考えました。
しかし、私にはわかりませんでした。
でも、この体験から私は気付くことが出来ました。
それは、
もしかしたら、人間はありもしない記憶を作り出すことで自分を苦しめることもあるのかもしれない。
ということです。
もしかしたら、私は友人を裏切っていないのかもしれない。
もしかしたら、私は裏切るよりももっとひどいことをしているのかもしれない。
残念ながら、今の私にはどちらが事実が現実なのかわかりません。
そして、この出来事が
整体師らしくないブログを書くきっかけになりました。
つづく
吉祥整体院
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